超訳•黒塚 長唄三味線/朗読劇@下北沢ピカイチ
杵屋浅吉さんの多彩な三味線の音色と唄の表現と赤星昇一郎さんの朗読の圧倒的な表現が絶妙なバランスで物語が進んで行きます
主に阿闍梨祐慶を長唄三味線が担い、媼(鬼女)・岩手を朗読が担っていました
原作に詳しくなくても、段々と三日月の浮かぶ芒の原の風景に引き込まれていき、単なる不気味さ/怖さを感じるよりも、人間の哀切や愚かさ、浅ましさ、業、宿命について考えさせられる構成でした
短い時間でしたが、一本の映画を観たような満足感があります
観劇は敷居が高くて...歌舞伎は難しそう...など一人で観るのがハードルが高いと感じている方にも、三味線や長唄を気軽に聴いてみたい方にもオススメの企画です
下北沢散歩の途中、カフェで非日常の体験が出来るこの機会にいかがでしょうか?
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